インテルは11月9日に、ビジネス解析やデータベース、大規模ERPアプリケーションなどの使用をを想定した「インテルItaniumプロセッサー9500」製品ファミリー(開発コード名:Poulson)を発表したが、各社から同CPU搭載製品が発売開始となった。 日本ヒューレット・パッカードは28日、ミッションクリティカル・システム「HP Integrity(エイチピー・インテグリティ)サーバ」のラインアップを一新し、インテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリーを搭載したハイエンドの「HP Cell Blade 900s i4」搭載HP Integrity Superdome 2、ブレード型サーバ「HP Integrity BL890c / BL870c / BL860c i4」の3機種およびラックマウント型サーバ「HP Integrity rx2800 i4」の合計5機種を発表した。 新製品では、HPの最新テクノロジーと最新インテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリー搭載により、前世代製品と比べて最大約3倍の性能向上と最大21%の低消費電力化を実現したとのこと。インテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリーが実装する、命令実行中のエラーを検知して自動的に再実行する「インストラクション・リプレイ」機能などにより、更なる信頼性の向上が図られている。 またNECも28日、統合エンタープライズサーバ「NX7700iシリーズ」において、最新のインテルItaniumプロセッサー9500製品ファミリーを搭載した、独立筐体型2モデル、ラックマウント型3モデル、ブレード型3モデルの計8モデルの新製品の販売を開始した。 新製品は、OS(オペレーティングシステム)に、高い信頼性を有するHP-UXを採用。さらに、システムの可用性を向上させるミドルウェア「CLUSTERPRO X HAシリーズ」、NECのSIノウハウやサポートサービス等を組み合わせて提供するとのこと。 「インテルItaniumプロセッサー9500」製品ファミリーは、コア数が倍増し、インストラクション・リプレイ・テクノロジーなど新機能の追加により、前世代製品に比べて性能が最大2.4倍に向上、I/O速度も33%高速化している。