NECは16日、コジマが同社のタブレット端末「LifeTouch L」活用した接客支援システムを納入したと発表した。17日から全国の店舗へ合計2,500台を導入する。 導入する端末は10.1型ディスプレイを採用したビジネス向けモデルで、薄さ7.99mm、約540g。最大約13時間の稼働が可能なバッテリや デュアルコアCPU、Android 4.0を搭載している。 店員は商品情報やサービスの内容ばかりでなく、他店も含めた在庫情報などをタブレットで参照しながら接客にあたったり、購入履歴や修理履歴、接客履歴などの顧客情報を活用することできめ細い対応が可能になるとしている。また商品の決定や配送日の指定などをタブレット端末上で事前登録することで、レジでの待ち時間も短縮できるという効果も見込んでいる。 NECでは、店舗サーバを同社のデータセンターに集約し、プライベートクラウド環境を構築。全店合計で約1400台のPOS端末「TWINPOS5500Ui」の提供やPOS端末などの使用者を認証する仕組みとして、非接触型で指紋認証と指静脈認証を同時に行なう「非接触型指ハイブリッドスキャナ」の提供なども行っている。