ドコモが発表した2012年夏モデルの注目機種のひとつである「GALAXY S III SC-06D」は、旧モデルのS IIと比較してスペックの上でのインパクトが少し物足りない、という声も耳にする。しかし、実際に触って分かる操作性の向上やバッテリーの容量アップ、おサイフケータイ対応など、その機能は確実にパワーアップしている。ドコモとしては、SIIからSIIIへの進化をどのようにとらえているのだろうか。
GALAXY S IIIの開発や企画に携わった寺岡淳氏(NTTドコモ プロダクト部 第一商品企画担当)に話を聞いた。
――GALAXY S III(以下S III)については、S IIとの比較でスペック上の進化にインパクトが足りないのでは、という意見もあるようです。今回S IIIの進化のポイントはどこにあるのでしょうか。