富士通は17日、河合塾の大学合格可能性判定システムの基盤を、富士通のパブリック型クラウドサービス「FGCP/S5」(Fujitsu Global Cloud Platform/S5)を活用して刷新したことを公表した。 本システムは、大学入試センター試験後に受験生が自己採点結果を入力すると、合格可能性の判定を行うもの。河合塾は本システムを活用して、2012年は1月18日より、合格可能性判定サービスの提供を開始する予定となっている。 合格可能性判定システムは、期間限定で稼働し最初の1週間にアクセスが集中する、需要変動型のシステムとなっている。従来河合塾は、このサービスを提供するために、センター試験の時期になると、レンタルサーバ30台を名古屋市内のデータセンターと東京都内の拠点に設置してシステム環境を構築して合格可能性判定サービスを開始し、サービス提供終了後はシステムを退避してレンタルサーバを返却していた。 富士通のクラウド環境を活用することにより、河合塾は、大学合格可能性判定システムの運用管理の効率化と、事業継続性(災害対策、セキュリティ)の強化を図ると同時に、トータル運用コストを22%削減できたとしている。 パブリック型クラウドサービス「FGCP/S5」は、サーバ、ストレージ、ネットワーク、ミドルウェア、サービスマネジメントなどを統合したクラウド・プラットフォームとなっている。用途に合ったサーバやストレージなどの仮想ICTインフラを、富士通のデータセンターからネットワーク経由で、オンデマンドで利用できる。
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