米ヒューレット・パッカード(HP)は9日(現地時間)、WebOSについての発表を行った。 同社は、WebOSをデスクトップにも展開するなどと計画していたが、今年8月、WebOS事業の打ち切りを発表していた。 今回の発表ではWebOSをオープンソースコミュニティに開放するとし、その開発力に期待を寄せる旨の内容もあった。HPはオープンソースによるWebOSの開発プロジェクトに積極的に参加し、投資をするとしている。また、WebOSを使ったタブレットの発売については、WebOSタブレットを開発するであろう多くの企業の一つ、という立場になるようだ。ただし、WebOSのスマートフォンは開発が中止のままとなるようだ。 WebOSはiTunesとの同期が可能、マルチタッチスクリーンをサポートなど、iOSを強く意識した仕様となっており、また、HTML5、JavaScript、CSSなどのウェブ技術によるアプリケーション開発を前提として、インターネットとの融合を目指している。オープンソース化によって、今後採用する企業がどの程度あるかに注目が集まる。