フジタクシーは1日、タクシー無線などの専用機器を使った配車管理システムから、リアライズ・モバイルが開発したタクシー配車管理システム「SMART(スマート)」への全面移行を開始した。同時にソフトバンクモバイルより「SoftBank X02T」を500台導入する。 配車センター側は、車両に搭載されたスマートフォンを通じて得られる位置情報、待機場所、車両ステータス(空車・実車など)、社員情報などを瞬時に確認することが可能。一方タクシー側はメーターの操作を行うだけで、スマホを通じて各種ステータスを自動的に配車センターに送信する。 フジタクシーとリアライズ・モバイルは、2010年11月から4か月にわたってフジタクシー実車での端末操作や運用面の実証実験を実施。その結果、配車時間が最大約10分の1に短縮されるなど、業務効率の改善に大きな効果が得られることが確認されたことから、今回の全面移行が確定した。タクシー無線は2016年にデジタル無線に完全移行することが決定しており、移行にあたっては新たな設備投資が必要となる。 「SMART」は、拡張性の高いWindows Mobileベースのスマートフォンとモバイルネットワークを使い、これをプラットフォームとすることで、配車業務や待機中の車両管理から、将来的にはナビゲーションや料金決済のシステムまで、運行時に必要なすべての業務機能をワンストップで提供可能とする見込みだ。今後はタクシーに搭載されている計装機器や決済などさまざまなシステムとの連動を実施していくほか、Windows Mobileだけでなく、他のプラットフォームのスマートフォンへの拡張についても検討する。
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