テキサス・インスツルメンツは都内で記者説明会を開催し、第3世代携帯電話(3G)向けソリューション「OMAP-Vox」の製品ラインを今後拡大することで、さまざまな市場セグメントに向けた端末の開発を容易にするという。OMAPチップセットは、現在NTTドコモのFOMA端末すべてに採用されているアプリケーションプロセッサ。 TIのワールドワイド・ワイヤレス・ターミナルズ製品部門上級副社長兼本部長 ジル・デルファシー氏は、「OMAP-Voxでは、GSMやGPRS、EDGEなどの2Gから3G UMTSに移行しても、ソフトウェアの再利用が可能である」とOMAP-Voxのメリットを紹介、3G向けの新アプリケーション部分のみを開発すればよいということで、3Gへのスムーズな移行が可能になるという。 また、音声中心のバリュー製品にもOMAP-Voxを投入できるよう、DRP(デジタルRFプロセッサ)も統合したシングルチップタイプの製品もラインナップする計画だ。