日本電気(NEC)ならびにNECパーソナルプロダクツは24日、2010年度中に約21万台の使用済みパソコンおよびディスプレイを回収し、再資源化を行ったことを公表した。台数の内訳は、事業系が約9.8万台、家庭系が約11.5万台。 デスクトップPC本体、ノートブックPC、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイなど、計1,846.5トン、213,276台を回収した。そのうち、1,033.2トンを資源として再利用したとしている。再利用とは、中古再生部品(ユニット)、あるいは鉄・銅・アルミ・貴金属・ガラス類・プラスチック類等の材料としての再利用となる。 使用済みパソコンやディスプレイの回収・再資源化は、廃棄物の抑制や資源の有効利用につながり、循環型社会の実現に貢献するものとして、同社では積極的に取り組んでいる。NEC個人ユーザを対象とした使用済みNEC製パソコンの買い取りサービスを、2003年7月から開始。また、企業ユーザを対象とした買い取りサービスを2004年7月から開始している。個人・企業の両方を対象とした、メーカによるパソコンの買い取りサービスは業界初とのこと。