「クラウドコンピューティングEXPO 春」にてNECは、仮想オフィス環境を提供するクラウドサービス「C&Cクラウド・ワークスタイル」の試作システムを展示していた。 4月に発表された同サービスは、クラウド型のデスクトップサービスおよびプリンティングサービスから構成されている。業務データやアプリケーションソフト、仮想デスクトップ、プリンタドライバなどプリンタ制御機能や認証機能などがクラウド上のサーバに置かれており、社員証などの非接触ICカードをかざすだけの認証により、クラウド・デスクトップサービスとクラウド・プリンティングサービスを利用できる。 新事業推進本部 情報キャリア事業推進部 主任 飯倉周太郎氏は、「印刷する元のファイルはクラウド上にあり、端末やプリンターにデータは残らないため、外部に情報が漏れる心配がありません。また3G/WiMaXのような閉域型のモバイルネットワークを利用し、インターネットを経由しません。必要なデータだけを必要な場所で安全な状態で印刷することができます」と語る。 またスマートフォンやタブレット、PCなどから仮想デスクトップ環境を利用することができる。外部から社内のデスクトップへアクセスすることができるため「常に書類やデータを持ち歩く必要がなくなるため、営業や出張の多い方は飛躍的に業務効率を上げることができます」と飯倉氏と説明する。対応スマートフォン・タブレットとしては、現状NEC製スマートフォン「MEDIAS」をはじめとするAndroid端末のみ対応しているが、今後iPhoneやiPadへの対応も検討していくという。 NECでは、7月より同システムを用いた社内トライアルをNEC本社地区および玉川事業場など複数拠点で行う予定で、2011年度中の商用サービス開始を目指すとしている。
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