独TeamViewer GmbHは16日、リモートコントロール・デスクトップ共有ソリューション「TeamViewer」について、Android版の提供を開始した。非営利目的に限り無料利用可能。 TeamViewerは、世界中のPCやサーバと接続し、ローカルで操作するのと同様に、外部パソコンのアプリやドキュメントを遠隔操作できるリモートソリューション。従来はモバイル版として、iPhoneおよびiPad版アプリが提供されていたが、今回Android版が利用可能となった。これにより携帯端末からWindows、MacやLinux搭載のコンピュータへ素早くアクセスができる。PC側のTeamViewerは無料でダウンロード可能。 AndroidにおけるTeamViewerとの接続では、ユーザーは接続したいコンピュータのIDとパスワードをAndroid端末に入力するだけとなる。また、信頼された協力者のIDとパスワードを保護するために、パートナーリストを使用することも可能。ユーザー履歴はAndroidアプリ側に保存される。接続後、ユーザーはリモートコンピュータの全スクリーンを閲覧し、また、マウスを完全にコントロールすることも可能。タッチパネルにより、指でつまんでズームを操作するAndroid特有の動作で、ユーザーがリモートコンピュータの前に座ると同様にプログラムを利用し、ファイルを開くこともできる。遠隔再起動にも対応する。 Android用TeamViewerアプリは、Android Webブラウザを使用してダウンロードおよびインストール可能。ダウンロードおよびインストールを直接行うため、Androidで[提供元不明のアプリ(有効)]オプションを有効にする必要がある。