スマートスタイルとフィードテイラーと住友セメントシステム開発はの3社は3日、iOSアプリを用いた企業向けドキュメント配信管理クラウドサービス「SyncBoard for Enterprise」の提供を開始した。
「SyncBoard for Enterprise」は、組織内で活用している複数のiPad/iPhoneに対し、ドキュメントやコンテンツを一括管理・配布・運用できるクラウドシステムサービス。情報漏洩を防ぐリモート削除機能をはじめ、誰がいつドキュメントを閲覧したかのログを細かく収集・管理する機能、本体紛失時の閲覧ロック機能、アプリ連携によるファイル複製の制限、デバイス単位でのアクセス権限管理、ドキュメント単位での閲覧期限設定やデータ保護APIを使用した暗号化などの機能を搭載したサービス。セキュリティを確保しつつ簡易にドキュメントやコンテンツの共有・配布が可能となっている。
フィードテイラーが開発したドキュメントの配信管理技術に加え、MySQL技術をベースとしたLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)構成での運用と経験を基に、スマートスタイルが大規模向けLAMP環境の技術サポートと保守の支援を担う。販売に関しては、総販売元として住友セメントシステム開発が担当する。なお、インターネットイニシアティブ(IIJ)のクラウドサービス「IIJGIOサービス」をIaaSとして採用している。価格は税込月額52,500円~(利用端末数10台まで、容量20GBの場合)。「SyncBoard for Enterprise」は2012年度までに、10,000ユーザーの導入を目指す。 《冨岡晶》