インターネットイニシアティブ(IIJ)とデジタルガレージ(DG)は13日、クラウドコンピューティングの分野で事業連携したことを発表した。クラウドを活用した企業内の情報共有基盤の構築支援に関して相互協力する。 事業連携の第一弾として、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO(ジオ)サービス」上で、DGのASP型マイクロブログサービス「BirdFish」(バードフィッシュ)を展開、両社でBirdFishを拡販するとのこと。BirdFishは、“つぶやき”スタイルのマイクロブログASPサービスで、“社内ツイッター”のように利用でき、社内で共有したい情報を投稿し閲覧できる。パソコンの他、携帯電話、スマートフォンでの利用にも対応する。なお第二弾としては、IIJが提供するクラウド型のグループウェアサービス「IIJ GIOサイボウズ ガルーンSaaS」とBirdFishを連携させた、情報共有基盤の構築ソリューションを提供開始する予定。 両社は、まず営業支援などを通してBirdFishの販売面において連携を開始し、2011年春以降にはIIJ GIOサイボウズ ガルーンSaaSの機能の1つとして、BirdFishのマイクロブログを表示できるようにするなど、機能面での連携を行っていく。IIJ GIOサイボウズ ガルーンSaaSとBirdFishの連携では、企業内の情報共有基盤の核として、スケジューラーやマイクロブログなど社内のさまざまなコミュニケーションツールを一元的に管理することが可能となる見込み。この他、ログインIDの連携も視野に入れており、クラウドを活用した社内の情報、ナレッジ共有基盤の発展に向けて今後もより一層の連携強化を図っていく予定としている。