米セールスフォース・ドットコムは現地時間3日、Rubyベースのアプリケーション構築のためのクラウドアプリケーション・プラットフォームを扱う「Heroku」(ヘロク)社の買収取引が完了したことを発表した。 Heroku社はRubyのPaaS(Platform-as-a-Service)で、Ruby言語の利点を活かしながらオープンな環境をサポートするためにゼロから構築したサービスを提供している。RubyはCloud 2アプリケーションの開発における代表的な言語であり、現在、HerokuはRubyを支持する開発者が作成した110,000を超えるアプリケーションをサポートしている。セールスフォース・ドットコムは、Herokuの買収により、Cloud 2プラットフォームを必要とする幅広い開発者、顧客、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)のニーズに応え、顧客層を拡大できると見込んでいる。 セールスフォース・ドットコムの会長兼CEO(最高経営責任者)であるマーク・ベニオフ氏は「HerokuはRubyアプリケーション構築におけるNo.1プラットフォームです。そしてRubyはリアルタイム性、ソーシャル性、モバイル性のすべてを兼ね備えた次世代のクラウドアプリケーションの構築を実現する次世代の言語です。今回Herokuを取得したことで、当社のプラットフォームは次世代クラウドコンピューティングにおける要としての新たな地位を担うことになるでしょう」とのコメントを寄せている。 なお買収金額などについては昨年12月に発表されており、現金約2億1,200万米ドル(約178億円。買収により取得した現金を除く)とのこと。
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