東芝は14日、IAサーバ「MAGNIA(マグニア)シリーズ」の新製品として、小規模オフィスや部門サーバに最適なエントリークラスの1Wayタワー型サーバ「MAGNIA LiTE42S」を製品化し、販売を開始した。 本体には3.5型ノンホットプラグSATA HDDを最大4台搭載可能な「スタンダードモデル」と、3.5型ホットプラグ対応SATA HDDを最大2台搭載可能(オンラインでのHDD交換にも対応可能)な「ホットプラグモデル」の2つのタイプを用意。スタンダードモデルは最大容量8TBの大容量ファイルサーバとして使用できる。またメインメモリにDDR3メモリを採用、従来機種の2倍の最大16GBまで搭載可能とした。価格は24万1395円より。 また、大口径ファンの採用や周囲温度に応じたきめ細やかなファン制御などにより、図書館なみを下回る静かな動作音(35dB)を実現。従来機種に比べ大幅な静音化が図られた。さらに、高効率な「80 PLUS 電源」を採用し消費電力も低減させた。 スタンダードモデル、ホットプラグモデルともRAIDコントローラーには東芝独自開発の「RAID Masterエンジン」を搭載したSATA対応オンボードRAIDを標準装備。障害を事前に検出や予防する機能の充実だけでなく、万が一障害が発生した場合の調査、解析を迅速に行うことまで考慮した機能を実現した。また、従来機種「MAGNIA LiTE41SE」同様、停電などの商用電源障害時の電源バックアップや自動シャットダウンといったUPS機能を内蔵したバッテリー付電源モデルも、2011年3月に追加リリースする予定。 なおスタンダードモデル本体に「インテル Pentium プロセッサーG6950」、1GBメモリ、250GBのHDD2台、DVD-ROM装置、およびキーボード・マウスを組み込んだセットモデルを用意。2台のHDDにはRAID1が設定され、マイクロソフト社の「Windows Server 2008 R2 Standard」もプレインストール済となっており、RAID設定やOSインストールの手間も省け、すぐに業務に活用可能となっている。
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