富士通セミコンダクターは18日、デジタルテレビ、セットトップボックス、デジタルメディア機器などのホームエンターテインメント領域向け半導体の設計・開発において、台湾Skyviia Corporationと戦略的提携のための契約を締結した。 中国では、現在、3つのネットワーク(電話網・CATV網・インターネット網)を統合する傾向があり、この三大ネットワーク対応端末の要求が高まっている。この要求に対応するため、富士通セミコンダクターの総合力とSkyviia社の技術力を統合するのが狙い。今後はインターネットテレビ、IP-テレビ、ハイブリッド型STBや三大ネットワーク対応機器を含む近未来ホームエンターテインメントに向けて、共同でSoC(System on a Chip)ソリューションを提案する。 富士通セミコンダクターの取締役執行役員常務であるMichael Shih氏は「Skyviia社との戦略的提携は、さまざまなOSに対応している彼らの高級機向けマルチメディア・ターンキー・ソリューションや、オーディオ・ビデオ、インターネットなどの組込み機器に関する専門的知識と我々の技術を融合して、この新しいマーケットへ我々の能力をいち早く進化させる重要なステップです」とのコメントを寄せている。