コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)およびコンピュータ教育振興協会(ACSP)は26日、両団体共催による「3次元CAD利用技術者試験」において、ストリーミングと仮想化技術を用いた3次元CADソフトの配信による実技試験の実証実験を行ったことを発表した。 この実証実験は、SaaS/クラウド時代を見据えた新たな試験実施方法を模索するためのもので、きっとエイエスピー(kitASP)の全面サポートを受け、シンク・スリー、スリー・ディーエス、日本ユニシス・エクセリューションズの各3次元CADベンダーの他、CAD利用技術者試験の特別協賛企業である日本ヒューレット・パッカードの協力のもと、実施された。 kitASPが扱うシマンテック社のアプリケーションのストリーミング製品「Symantec Workspace Streaming」(SWS)とアプリケーションの仮想化製品「Symantec Workspace Virtualization」(SWV)を用い、同社のサーバ環境に協力各社の3次元CADソフトをインストールし、CAD利用技術者試験センターに設置した日本HPのワークステーションで3次元CADソフトを利用した。これにより、各地の会場のクライアント端末に試験日に限定したソフトの配信・利用が可能となった。 実証実験では、各社の3次元CADソフトが正常に動作し、試験に利用可能であること、そして終了後には設定どおりにクライアント端末上での3次元CADソフトの利用が制限できること(ライセンスの管理ができること)が確認された。これにより、受験環境の拡大のみならず、サーバ側で一元的にライセンス管理ができ、ライセンスの不正使用の防止にもつながる見込みだ。また端末環境への影響を最小限にとどめ、アプリケーション間の競合がなくなり複数アプリケーションの安定した実行が可能となるという。 CAD利用技術者試験センターでは、今回の実証実験の結果を踏まえ、新たな実技試験手法をさらに検討していくとしている。
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