またIPAでは今月の呼びかけ「サポートが終了したOSは危険です!」として、あらためてサポートが終了したOS(Operating System)の危険性を取り上げた。この7月13日(米国時間)には、Windows 2000およびWindows XP Service Pack 2(SP2)のマイクロソフト社によるサポート終了が予定されている。一方で、IPAに寄せられる相談では、依然としてWindows 98/Me等のサポートが終了したOSの利用者からのものが含まれているという。直近の1年間(2009年7月1日~2010年6月30日)にIPAに寄せられた相談において、サポートが終了して約4年が経過しているWindows 98/Meの利用者は94件(1.3%)だったとのこと。これらの利用者は、現在、修正プログラムも提供されない上に、そのOS上で動作するセキュリティ対策ソフトのサポートもない状態で利用しているため、外部からの攻撃に対して無防備であり、非常に危険だとIPAでは指摘している。 《冨岡晶》