今回開発されたネットワークセキュリティ装置のハードウェアは、専用に開発された拡張可能な60ギガbps光通信FPGAボードおよびPCで構成される。FPGAボードは、有害サイトの遮断、ネットワーク侵入の遮断、コンピュータウイルスの遮断など高速ネットワークへの応用を行うことを主眼としたもので、10ギガビットイーサネットポートを6ポート、フィルタリングリストなどの処理データを格納するためのDRAM(Dynamic Random Access Memory)用ソケットを2個搭載。さらにハードディスクなどへデータを蓄積するためのSATAを8ポート備えている。PCとの接続にはPCI-Expressを用い、内蔵カードとして使用する。ネットワークセキュリティ装置には、有害サイト遮断、侵入遮断、コンピュータウイルス遮断、パケットキャプチャーの各回路を搭載でき、さらに自動フィルタリングリスト生成ソフトウェアをインストールできる。