仏アルカテル・ルーセント社は、昨年の“Mobile World Congress 2009”にて「ng Connect Program」を発足した。携帯電話、PC、自動車、ゲーム関連機器などに対し、シームレスなブロードバンド技術のメリットを提供するのが目的で、メンバーには同社ほかトヨタ自動車やQNX、ヒューレット・パッカード、Samsungなどの名前が挙がっている。このng Connect Programが発表したのが「LTE Connected Car」だ。
すでにニューヨークの技術展示会で姿現しているコンセプト車だが、今回、アルカテル・ルーセントはLTE Connected Carの動画を公開した。その名の通りLTE(Long Term Evolution)を搭載し、車での移動中もインターネットでコミュニケーションしたり、オンラインゲームなどを楽しむことができる。ナビゲーションの能力はもちろん、ビデオ・オン・デマンドも利用できるというなんでもありの状態だ。車内には4つの液晶ディスプレイが搭載され、タッチ操作でメニュー操作や地図閲覧が可能だ。ビデオではドライブ中に、自宅の電気や暖房をつけるなどの操作も可能としている。