ソニーとRealD(リアルディー)は17日、家庭向け3Dにおける技術提携を発表した。来年2010年から、一般家庭向けに臨場感のある3D製品を提供することを目指す。 両社はこれまで、映画館における3D体験を実現するために緊密に連携してきた。今後は、両社共同のもと、同様に高品位な3Dエンターテインメント体験を一般家庭で実現する。この提携には、ソニーがRealDの立体映像フォーマット、アクティブ方式、パッシブ方式の3D視聴用メガネの製造に関するノウハウ、その他関連技術のライセンスを受けることが含まれているとのこと。RealDのフォーマットは既存のHD放送インフラを活用して鮮明かつクリアで高品位な3D映像を伝送することのできる、サイド・バイ・サイド方式の3Dフォーマットとなっている。今後両社は、RealDの立体映像フォーマットをサポートするソニーの3D対応液晶テレビ「ブラビア」、およびその他のコンスーマー向け3D対応商品を、市場に導入するため協力していくとしている。 RealD会長兼CEOのマイケル・V・ルイス氏は「われわれは、3D視聴用メガネの領域でソニーと協力し、またソニーの液晶テレビ<ブラビア>などのコンスーマー向け製品においてRealDフォーマットが採用されることを非常に喜ばしく感じています。今回の協業により、現存するHDのインフラを通して高品位の3Dコンテンツをソニーのディスプレイに届けることが可能となります。これは家庭での3Dが今後幅広く受け入れられるためには非常に重要な要素となります」とのコメントを寄せている。