NECビッグローブは17日、PCのような閲覧性の高さと手軽に持ち運べて直感的な操作感を併せて実現したあらたな端末「クラウドデバイス」を使った事業を開始すると発表した。 ネット接続や各種サービス、コンテンツを一体的に組み合わせて提供する「クラウドデバイス&サービス事業」を行う。「クラウドデバイス&サービス事業」は、ISP事業者ならではのネット接続の自動設定・簡単接続といった機能を端末に組み込み、さらにBIGLOBEがPCやケータイ向けポータル・コンテンツ事業で培ったサービスノウハウを結集することで、生活のさまざまなシーンで使える利便性の高いサービスを実現するという。 また、ユーザー向けに端末の操作性やサービスの受容性を検証するモニターを、2010年2月より実施する。モニター期間は2010年2月上旬〜3月末日で、2010年1月中旬より申し込み受付を開始。対象はBIGLOBE会員(個人)。モニター人数は100名(応募者多数の場合は抽選)となっている。 対象モニターには、クラウドデバイスを貸し出しする。クラウドデバイス(Camangi製)は、画面7インチのタッチパネル端末で、OSにはAndroidを採用。3GまたはWiMAX内蔵Wi-Fiモバイルルータ機能を搭載する製品となっている。クラウドデバイス向けに最適化を行い、キッチンやリビング、屋外での活用を想定した専用サービス(天気、フォトアルバム、メール、ライフログ等)を提供する。 モニターは、コンテンツを無償で利用できるとともに、モバイルブロードバンド通信料はBIGLOBEが負担する。モニター募集に関する詳細要項は、1月中旬以降にAndroid向けアプリ・コンテンツマーケット「andronavi」サイトにて案内予定とのこと。