日本ヒューレット・パッカードは14日、データ保護ソフトウェア「HP Data Protector」のラインアップを拡充し、デスクトップおよびノートブックのクライアントPCをバックアップ対象にした新製品「HP Data Protector Notebook Extension」を発表した。2010年1月1日から販売・出荷を開始する。 DPNEは、クライアントPC内のローカルデータを常時保護できるよう設計されたソリューション。バックアップ対象のファイルが作成/変更されると、その都度差分データがローカルリポジトリに保存され、クライアントが社内ネットワークに接続された時にネットワーク上の専用の保存領域「データボルト」に自動的に転送される。これによりユーザーは、オフライン/オンライン、バックアップスケジュールを意識することなく、継続的にデータ保護を行うことができる。 バックアップは、クライアント側のシステム負荷を最小限に抑えながら、透過的に行われ、ローカルリポジトリへの保存では重複排除技術が利用される。また「データボルト」へのデータ転送では暗号化/圧縮が行われるため、データ転送によるネットワーク負荷を最小限に抑えることができる。一方で管理者は、保護対象のファイルタイプ、最小保持期間、暗号化、ユーザークオーターなどのポリシーを集中的に管理し、クライアントPCに適用することができる。データの復旧は、ローカルリポジトリ内のデータから、社内ネットワークに接続していない状態でも実行可能。ネットワーク経由のデータ復旧も、Windowsエクスプローラーからのワンクリックによりユーザー自身が行うことができる。 価格は、Data Protector Notebook Extension100クライアント+スターターパックが税込521,850円(データボルト、ポリシーサーバー、Data Protectorスターターパックの使用権を含む)。Data Protectorスターターパックを導入済みの場合は、Data Protector Notebook Extension100クライアント(税込362,250円)などでソリューションの利用が可能。