年末にきて、ボーナス商戦やボーナスそのものの支給額に関する調査結果がいくつかリリースされているが、年末だけではなくこの1年を振り返った調査もそろそろ登場してくるころだ。 カカクコムは8日、2009年の液晶テレビ、ブルーレイレコーダーのPV推移から主要メーカーの動向レポートとしてまとめ、注目度の高かったメーカーやブランド、年末にかけて注目度がアップしている製品を発表した。 価格.comの液晶テレビカテゴリにおける製品詳細ページのPV累計を見てみると、1年間を通じて東芝「REGZA」シリーズが常にトップ、続いてシャープ「AQUOS」、ソニーの「BRAVIA」となっている。この上位3社の順位は年間を通じてほぼ変わることがない。さらにこの年末商戦での主要モデル(40V〜42V型)のアクセス数だけを取り出してみた結果では、東芝REGZAの高画質モデル「42Z9000」のアクセス数が発表から爆発的に伸びており、ライバル機を寄せつけない人気を見せているという。次点のシャープLED AQUOS「LC-40LX1」も発表からは人気が上昇しており、ライバル機となるソニーのBRAVIA「KDL-40W5」のアクセスを抜いてきているが、それでも「REGZA 42Z9000」のアクセス数とは4倍以上の開きがある結果となっている。 「ブルーレイ・DVDレコーダー」については、パナソニックの製品が、ライバルであるソニーの製品のアクセス数を大きく引き離し、年間を通じてトップシェアを保っていた。ただし、パナソニックはブルーレイレコーダーに加えてDVDレコーダーもラインアップしているので全体の製品数が多いという点も、このアクセス数のシェアに影響しているとしている。2009年を通じての伸び率では、実はソニーのほうが上回っており、パナソニックの主力モデル「DIGA DMR-BW870」(HDD 1TB)と、ソニーの主力モデル「BDZ-RX100」(HDD 1TB)の2機種のアクセス数を比較すると、ソニーの「BDZ-RX100」が年末にかけてじわじわと人気を獲得し、ついには「DIGA DMR-BW870」を追い抜いている。同社では安定した人気を保ってきたパナソニックの「DIGA」に、ソニーのブルーレイが猛追しているという構図となっているとみている。
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