カカクコムは28日、同社購買支援サイト「価格.com」のアクセスデータからPCに関するページビュー(PV)の調査結果を発表。10月21日にMac新モデル、翌22日にWindows 7が相次いで発売されると、PC関連のPV数が急増した。 同調査は、月間約2,000万人が利用する同サイトのアクセスデータや価格情報などを集計・分析したもの。これによると、ノート/デスクトップPCに関するPVの推移は、Windows 7の発売をきっかけに、両PCともにPV数が急増。昨年同時期と比較してもその状況が歴然としている。 また、PCメーカーのなかで特にPV数を集めたのはソニー。Windows 7搭載ノートPCに関するPV数をメーカー別に見ると、発売前日21日と当日22日のPV数がそれぞれ、第2位の東芝は10,000PV弱から15,000PV弱へと伸びた一方、トップのソニーはそれを大きく上回る20,000PVから40,000PV弱への飛躍的な伸びを記録した。むしろ、2位以下のメーカーとの比較で、PV数や伸び率を圧倒的に高めているソニーの一人勝ちとも言える勢いだ。 Windows 7のパッケージ版についてもPV数が高まり、発売日の10月22日にはWindows 7のパッケージ全体のPVが80,000PV以上を記録。また、売れ筋ランキングで1位となっている「Windows 7 Home Premium アップグレード版ファミリーパック」を取り扱う店舗数は、発売前日の10月21日を境に急激に減少したが、これについて同サイトは、「パッケージ製品が品切れした店舗が増えていることを意味しており、それに伴ってPVのほうも減少している」と分析している。 一方、Windows 7の発売前日10月21日、アップルはデスクトップPC「iMac」の新型モデル、エントリーノート「MacBook」、小型デスクトップPC「Mac mini」のアップデートを発表。同日から発売を開始した。Windows 7に対抗する形となったが、発売日を境に同サイトでは、MacノートとMacデスクトップの両カテゴリはともにPV数を一気に増やした。 そこで、10月22日〜25日の4日間で、Windows 7搭載ノートPCと、MacのノートPC「MacBook 2260/13.3 MC207J/A」のPV数を集計すると、1位はソニー「VAIO Xシリーズ VPCX119KJ/B」、2位は同「VAIO Xシリーズ VPCX118KJ/B」、3位はアップルの「MacBook 2260/13.3 MC207J/A」、4位は日本エイサー「Aspire1401 AS1410-Bb22」、5位はソニー「VAIO Fシリーズ VGN-FW74FB」という結果。アップルのMacBook 2260/13.3 MC207J/Aが上位に食い込み、ソニーVAIOのXシリーズを追随する善戦を見せた。 Windows 7と新型Macの発売を機に幕を開けた2009年シーズンのPC秋冬商戦——両者ともに市場を活性化させる役割が期待されていることは間違いない。
【ビジネスマンのMacスキル】Numbersをお忘れでは?キレイなシートが作れる表計算アプリ活用のすすめ 2018年3月27日 「Numbers」はApple製の表計算アプリ。表計算の定番といえば、M…