VAIOはそのテーマである「快」を掲げながら、仕事の生産性を高めるためのツールとしての価値をより明確にしてきた。商品力の強化にも努め、ラインナップを拡充。フラグシップモデルであり、全ての工程を安曇野工場で製造する“Made In Japan”の「Zライン」がブランドイメージを牽引し、中核の「Sライン」がビジネスユーザーを中心にヒットモデルとして足場を固めた。国内拠点では、きめの細かい生産・品質管理体制を敷いたことがVAIOの信頼性を高め、ソニーから独立後には一時不安定だったブランドイメージを再び高めることにもつながった。