2009年上半期中にセンターからプロバイダなどに対し、違法情報として削除依頼を行った5,086件のうち4,271件(84.0%。前年同期89.1%)が、また、有害情報として削除依頼を行った1,151件のうち892件(77.5%。前年同期71.9%)が削除された。警察として、センターから通報を受けた違法情報をもとに、2009年上半期中に検挙に至ったものは52件(前年同期4件。対前年同期比48件、13倍)。このうち、外部委託しているサイバーパトロールから通報された違法情報を端緒としたものは31件(全体の59.6%)だった。警察庁では、諸外国におけるホットライン相互間の連絡組織であるINHOPE(International Association of Internet Hotlines)を通じた違法情報への対応を推進しており、2009年上半期中は、海外へ349件の通報を行うとともに、海外から313件の通報を受理して警察への通報、国内のプロバイダ等へ削除依頼を実施したとのこと。
《冨岡晶》