東京都教育委員会は25日、都内公立学校全校を対象とした学校非公式サイトなどの監視といった取組を、委託事業により開始したことを発表した。 インターネットや携帯電話で閲覧可能な「学校非公式サイト」(裏サイト)などの監視を実施し、不適切な書き込みがあった場合には、緊急性・危険性のレベルに応じた対応を行う。都内公立学校全校2,200校を対象に継続的に監視し、特に、個人が特定されるものや、生命にかかわる内容や誹謗中傷などの不適切な書き込みが多いサイトを毎日監視する。 不適切な書き込みについては、その緊急性・危険性のレベルを高・中・低の3段階に分けて対応する。いずれの場合も削除要請を行うが、なかでも緊急性・危険性の高いものについては、警察への110番通報を行うとともに、当該の都立学校や区市町村教育委員会への緊急連絡を行って、児童・生徒、保護者へ迅速に対応できるようにするとしている。 委託事業の実施期間は2年間(2009年6月から2011年3月まで)で、ピットクルーが受託。契約金額は1,926万7,500円となっている。