「ThinkServer」は、Microsoft、VMWare、Novell、Red Hatなどのベンダの仮想化ソリューションをサポート、仮想化に対応したサーバ群となっている。「ThinkServer TD200」と「ThinkServer TD200x」は、先日発表されたラック・マウント型ThinkServerに続くタワー型サーバのシリーズで、インテルXeonプロセッサ5500シリーズを搭載、最大4.8TBの大容量ストレージをサポートする。「ThinkServer TD200」は、インテルXeonE5502/E5540プロセッサを搭載し、最大96GBまでの高速DDR3メモリ搭載可能、最大4TBまでの大容量ストレージを利用できる。「ThinkServer TD200x」は、インテルXeonE5502/E5520/E5530プロセッサを搭載し、最大128GBの高速DDR3メモリ搭載可能、最大4.8TBまでの大容量ストレージを利用できる。稼働対応OSは、Microsoft Windows Server 2008(Standard and Enterprise)など。ユーザは複数の既存サーバを1つのThinkServerに統合し、ハードウェアのコストと消費電力を削減できる見込みだ。
またすべてのモデルにデータ保護機能(RAID)が標準装備されているため、ハードディスクなどが故障した際のデータ損失にも備えられる。RDXテープストレージも兼ね備えており、簡易なデータバックアップを利用できる。従来製品より環境対策も強化され、すべてのThinkServer製品はEUのRoHS指令(2006年7月施行)に準拠、米国環境保護庁のEnergy Star for Computer Servers 1.0にも対応している。Webインターフェイスを通して「常時接続」状態で、遠隔からサーバ管理をサポートするシステム管理機能、IMM(Integrated Management Module)を実装。IMMによって時間と場所を選ばず、サーバに障害が発生した場合や電源がオフの状態でも、ThinkServerにリモートでアクセスして管理できる。また、指定モデルに搭載のIMM Premiumは、IMMの機能に加え、KVM(Keyboard/Video/Mouse操作)、ローカルDISKやドライブのサーバへのアタッチ、OS障害スクリーンのキャプチャなどの機能をリモートから実現する。