【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は数十万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。 今回は2009年前半の無線インターネットの速度傾向をご覧いただく。2009年1月1日から2009年6月30日までの無線による測定データを用いて、毎月の平均ダウンロード速度(ダウンレート)と平均アップロード速度(アップレート)を求めた。 図を見ての通り、ダウンレートは「右肩上り」で伸びている。特に5月から6月への伸びは顕著であり、年初の1月と比較すると2倍近い速度ということになる。これに対して、アップレートは2月の1.45Mbpsをピークに伸び悩んでおり、1Mbps前後で「頭打ち」の状況になっている。 このダウンレート「右肩上り」の原因の一つとして考えられるのは、UQの「WiMAX」と、WILLCOMの次世代PHS「WILLCOM CORE XGP」である。「WiMAX」については、一般に向けてモニター募集が行われていたためか、正式サービス開始の7月1日より以前にも多数の測定データが寄せられていた。測定環境による影響と思われるバラツキがあるものの、平均すると6.65Mbpsのダウンレートが記録されている。参考までに、編集部のライターが自宅や取材先などで速度計測したところ、ダウンロード速度は3〜13Mbpsであった。 一方、「WILLCOM CORE XGP」については現在、MVNO、企業、団体、マスコミなどの法人に向けて、エリア限定サービスを行っているためか、測定データ数が小さい。しかし、ダウンレートの平均は「WiMAX」を上回る7.10Mbpsとなっている。今後、測定データのシェアが伸び、「WILLCOM CORE XGP」が「WiMAX」と共に無線インターネットのダウンレートを引っ張る存在になることに期待したい。
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