米AMDは28日、最先端の40nm製造プロセスを採用した世界初のデスクトップPC向けGPU「ATI Radeon HD 4770グラフィックス」を発表。推定E-tail小売価格は99米ドル(期間限定の推定AIB Mail In Rebateによる割引額=10米ドルを差し引いた、発売時の米国ドル建て推定E-tail小売価格)前後。
同製品は、最先端の40nm製造プロセスを採用したデスクトップPC向けGPU。「ATI Radeon HD 4000シリーズ」の新モデルとなる。ゲーム性能とビジュアル品質においてDirectX 10よりも上位となるDirectX 10.1に対応し、ゲームタイトルをサポートする第3世代のハードウェアを搭載。また、最新のGDDR5メモリテクノロジーを採用しており、高速なゲーム性能を生み出す高いデータレートを可能としている。
ATI Radeon HD 4770グラフィックスを合計2枚使用するATI CrossFire Xテクノロジーに対応。処理速度をほぼ直線的に増加させることができるという。
そのほか、第2世代のAMD Unified Video Decoder (UVD 2.0) テクノロジーによる、HD動画の再生支援機能を搭載する。
なお、同時に「AMD Athlon X2 7850プロセッサBlack Edition」と「AMD 7シリーズ・チップセット」を発表。ATI Radeon HD 4770グラフィックスとこれらを組み合わせたPCプラットフォームは、ハイビジョン映像をより鮮やかに再現し、ビデオ処理の高速化を図るという。
《加藤》