インテルは12日、デスクトップPC向けの最新チップセット「インテル9シリーズ・チップセット・ファミリー」を発表。あわせて各社は、搭載マザーボードの販売を開始した。 「インテル9シリーズ・チップセット・ファミリー」は、第4世代インテルCoreプロセッサーの全製品、そして次期製品となる第5世代インテルCoreプロセッサー「Broadwell」(開発コード名)に対応するチップセットだ。オーバークロックに対応した上級者用PC向け「インテルZ97チップセット」、セキュリティや運用管理を支援するインテル スモール・ビジネス・アドバンテージに対応したメインストリームPC向け「インテルH97チップセット」の2種類がラインアップされている。 またインテル9シリーズは、PCIeストレージ向けインテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー(インテルRST)の新技術を採用、最大1GB/秒でのデータ転送を可能としている。PCIe Expressに対応したSSDを第一起動デバイスとして設定できる他、このSSDをHDDのキャッシュとして利用することで、インテル スマート・レスポンス・テクノロジーによるアプリケーションとファイルへの高速アクセスも可能にしている。 ASUSTeK Computer Inc.は12日、インテル9シリーズチップセットを搭載する「9シリーズマザーボード」16製品を日本市場向けに発売することを発表。オーバークロッカー/ゲーマー向けの「R.O.G.」、高耐久に特化した「TUF」「スタンダード」のシリーズ製品を、すでに11日より順次販売開始しているという。 そのほか日本ギガバイト、ASRock、MSIなど、主要メーカーがインテル9シリーズ搭載マザーボードを発表している。