NVIDIAは19日(米国時間)、モバイルプロセッサ「Tegra 4」ファミリーの新製品として、LTE対応のモデムチップを統合した「Tegra 4i」を発表した。「Tegra 4」ファミリーのエントリーモデルにあたる。 「Tegra 4i」は、「Project Grey」というコードネームで開発されていた製品。カスタムNVIDIA GPUコアが60個集積されているほか、ARMの最新コアCortex-A9 R4 CPUをベースとしたクアッドコアCPUに第5のバッテリセーブ型コアを組み合わせたCPUと、NVIDIA i500 LTEモデムを統合した。 CPUはARMのCortex-A15クアッドコアを採用した「Tegra 4」と違い、電力効率に優れたCortex-A9 R4を採用。これは「Tegra 3」のCortex-A9の改良版CPUで、世代的には「Tegra 4」よりも「Tegra 3」に近い印象を受ける。しかしGPUコア数は「Tegra 3」の12に比べ「Tegra 4i」は60と5倍の性能を誇る。また、モデムを内蔵したのは「Tegra 4」でも行われなかった進化といえる。 サイズも「Tegra 4」と比べて縮小化。総スペックでは「Tegra 4」に軍配が上がるが、単位面積あたりの性能、モデムを内蔵したことも考慮すればかなりの高性能化を図った。 NVIDIAでは、「Tegra 4」はスーパーフォンやタブレット向け、「Tegra 4i」はスマートフォン向けと住み分けを行う見込み。
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