NECエレクトロニクスは2002年にNECから、ルネサスは2003年に日立製作所および三菱電機からそれぞれ分離独立する形で設立された半導体専業企業。マイコンを中心におのおのが事業を行っていたが、世界的な半導体市場の競争激化に対応するため、事業を統合する。両社は、成長分野として力を入れているシステムLSI(SoC:System on Chip)製品については、NECエレクトロニクスがデジタル民生向けのソリューションに、ルネサスが携帯電話や自動車向けのソリューションに強みを持つなど、両社の得意分野や注力分野が異なることから、今後、それぞれの強みをいっそう強化するような開発リソースの選択と集中を行って、マイコンと同様に世界的な競争力を持つ、強い製品を育てていくとしている。両社はマイコン分野では世界第1位と第2位。