インターネットイニシアティブ(IIJ)は17日、IIJ独自開発の高機能ルータ「SEIL(ザイル)」シリーズにおいて、ネットスターが提供するURLフィルタリングサービス「サイトアンパイア」に対応することを発表した。 5月よりあらたにURLフィルタリング機能が提供開始となる。これにより、SEILに接続されたすべての端末で、URLによるフィルタリングが可能となる。サイトアンパイアでは、「不法」「ギャンブル」など、あらかじめ定義された71のカテゴリから、ユーザがフィルタしたいカテゴリを自由に選択できる他、例外的に閲覧を許可するサイトの設定や、掲示板などへの書き込みのみを禁止するなど、柔軟なフィルタ設定を行うことも可能。送信元IPアドレス指定、IPアドレスを指定したURLへのアクセス制御、URLフィルタの状態表示などにも対応する。フィルタリング設定はSEIL上で一元的に管理でき、IIJ SMF sxサービスを利用する場合、Webベースの管理画面から設定可能となる。 フィルタリングデータベースとカテゴリリストはネットスターが提供するインターネット上のサーバにあり、SEILは端末からのアクセスごとにこのサーバを参照し、参照結果によってアクセス制御を行うため、機器への負荷を極力低減するほか、常に最新のデータベースに基づいてフィルタリングを行えるとのこと。利用料金は160,000円/年(1ライセンスにつき端末50台まで。税別)、対応機種はSEIL/B1、SEIL/X1、SEIL/X2。対応サービスはIIJ SMF sxサービス、SEILレンタルサービスとなる。