日本ヒューレット・パッカード(日本HP)から26日に発表された夏モデルのデスクトップPCに、インテルの「Core i7」を採用したハイエンドモデル「HP Pavilion Desktop PC m9690jp/CT」がある。Core i7はインテル製のハイエンドCPUで、大きな特徴として4コアを仮想的に8コアとして処理できる「Hyper-Threading(ハイパースレッディング)」が実装されており高い処理能力を持つ。インテルCPUにおいて最上位シリーズに位置付けられ、そのなかの最下位モデル「Core i7-920」でも店頭実売価格は30,000円前後する。そのハイスペックCPUを採用するm9690jp/CTの最大のポイントはコストパフォーマンスで、BTOの最小構成モデルで9万円を切る89,880円というのは驚きといえるだろう。
最小構成でのおもなスペックは、CPUがCore i7-920(2.66GHz)、メモリが3GB(1GB×3)、HDDが320GB、グラフィックがGeForce 9600GS(768MB)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ(2層書き込み対応)、OSはWindows Vista Home Premium SP1 64ビット版となる。BTOオプションとして、CPUはCore i7-940(2.93GHz)、メモリは最大12GB、グラフィックはGeForce 9800GT(1GB)/Radeon HD4850(1GB)、光学ドライブはBlu-rayコンボドライブ/Blu-ray Discドライブ、OSはWindows Vista Ultimate SP1 64ビット版を選択可能。HDDは最大1.5TBまで選択でき、RAID 0/1の構築に対応。増設用やポータブルHDDを含めるとHDD容量は合計4.25TBまで搭載できる。そのほか、ダビング10対応のダブル地デジチューナーカードや無線LAN規格を搭載することも可能だ。
なお、今回使用したモデルは、CPUがCore i7-940(2.93GHz)、メモリは6GB(2GB×3)、HDDは2TB(1TB×2 RAID0)グラフィックはRadeon HD4850(1GB)、光学ドライブはBlu-ray Discドライブ、OSはWindows Vista Home Premium SP1 64ビット版を搭載している。