米ヒューレット・パッカード(HP)は、現在開催中のCES 2009にてハイパフォーマンス仕様のゲーマー向けデスクトップPC「HP Firebird with Voodoo DNA」を展示している。CESでの発表にあわせて、9日(現地時間)よりオンライン先行予約の受け付けを開始。価格は1,799ドルからとしている。なお、日本での販売は未定とのこと。 同製品は、同社のゲーミングPC「Blackbird」と同じく「HP with Voodoo DNA」ブランドの製品となるタワー型デスクトップだが、350Wの外部電源の採用などによりBlackbirdに比べて筐体サイズをひと回りほど小型化し、省スペース設計としたほか、水冷システムを搭載することで静音性の向上を図ったモデル。GPUはNVIDIA GeForce 9800S 512MB×2基搭載のSLI構成とし、チップセットは省電力機能のHybridPowerに対応してグラフィック機能を切り替え可能なnForce 760S SLIを採用したことが最大の特徴だろう。 そのほかのスペック面では、ラインナップされる2モデル中の上位モデルとなる「Firebird 803」が、CPUにCore 2 Quad Q9550を採用。メモリは4GB(最大8GB)で、HDDは320GB×2基。光学ドライブはBD-ROMドライブで、11b/g/n準拠の無線LANおよびBluetoothを装備。OSはWindows Vista Home Premium with SP1を採用している。下位モデルの「Firebird 802」は、CPUがCore 2 Quad Q9450、HDDは250GB×2基、光学ドライブはDVDスーパーマルチで、無線LANおよびBluetoothは非搭載。そのほか、メモリ、OSなどはFireBird 803と共通。本体サイズは両モデルとも幅7.5×高さ18.9×奥行き17.8インチで、重さは24.4ポンド。