同レポートはSymantec Messaging and Web Securityチームによって作成されたもので、情報収集ネットワークであるSymantec Global Intelligence Network内のSymantec Probe Networkにて、200万件のおとりアカウントを使って世界20カ国から収集した電子メールメッセージをもとに、Symantec Security ResponseとAntiSpam Engineeringの専門化が分析し、スパムに関する傾向をまとめた内容となっている。
そのほかには、無料のInternet Explorer 7をダウンロードさせるように誘導する大規模な攻撃、ウイルスを含む偽の求人広告、さらに「受信者である両親の子どもを誘拐したので、身代金を払わなければならない」というスパムを子どもの写真に見せかけたマルウェアを添付して送るといった、きわめて悪質な手法も発見されている。なお8月下旬にオリンピックは終了したが、オリンピックをテーマにしたスパムもまだ散見されるという。