松下電器産業は3日、SDメモリーカードスロット搭載のミニコンポ「D-dock(ディー・ドック)」の新シリーズとして、「ハイクオリティ&コンパクト」をコンセプトにした「HC」シリーズを発表。80GBのHDDを搭載する「SC-HC7」「SC-HC5」を、9月19日に発売する。価格はオープンで、予想実売価格はSC-HC7が100,000円前後、SC-HC5が86,000円前後。 両製品は、「ハイクオリティ(高音質&高品位デザイン)&コンパクト」をコンセプトにした80GBのHDD と3.5型カラーディスプレイを搭載するミニコンポ。新しい「HC」シリーズとして、コンパクトでデザイン性を重視しながら高音質を楽しめる設計になっている。 SC-HC7は、2つの薄型パッシブラジエーターと2つのウーハーを備え、大きな振動面積を確保。2007年9月発売の従来モデル「SC-SX950」と比べ5分の1の小型サイズながら豊かな低音を再現する。左右のパッシブラジエーターは、ウエイトにより質量を中央に集中させることで、ひずみが少なく大きな振幅を実現可能になり、薄型ながら低音を忠実に再生できるという。また、前後にウーハーを配置して、ノイズ源となる不要な振動を少なくする振動キラー(振動低減)技術を搭載する。 そのほか、別売りのワイヤレスオーディオキット「SH-FX570R/FX570K」を本体に同梱しているオプションポートケーブルで接続すれば、Bluetooth搭載携帯電話やPCで管理している音楽をワイヤレスで楽しめる。 SC-HC5は、HDD搭載ながら厚さ10cmの薄型&省スペースデザイン。SC-HC7と同様に、ウーハーを前後に配置し不要な振動を低減する振動キラー技術を搭載するので、机の上に置いても振動が伝わりにくくデスクトップでも使用できる。 共通機能として、USB接続したiPod内の音楽の再生/選曲や充電、音楽を聴きながらSDメモリーカード内の静止画を搭載ディスプレイで楽しめる「スライドショー」、CDからHDDへの最大16倍速録音、HDDからSDへの最大16倍速転送、FM/AMラジオチューナー、同社独自の高音質化技術「リ.マスター」、サビ部分だけをメドレー再生する「ザッピング再生」などを備える。フロントパネルに高級感のあるアルミパネルを使用。電動CDパネルを採用する。付属品はリモコン/電源ケーブル/FM簡易型アンテナ/AMループアンテナ/スピーカーコード×2など。 おもな仕様は以下の通り。●SC-HC7【アンプ部】 実用最大出力:総合20W×2【チューナー部】 FMチューナー:受信周波数帯域:76〜90MHz(100kHzステップ) AMチューナー:受信周波数帯域:522〜1,629MHz(9kHzステップ)【CDプレーヤー部】 再生可能ディスク:CD/CD-R/-RW 再生可能フォーマット CD-DA/WMA/MP3【HDD部】録音フォーマット:AAC/LINEAR PCM/MP3/WMA録音時間:AAC(LPモード)で約2,460時間/LINEAR PCMで約104時間【SD部】 SDオーディオ再生:AAC/MP3/WMA SDオーディオ録音:AAC/MP3/WMA【スピーカー部】 3ウェイスピーカーシステム パッシブラジエーター型・ ウーハー:5cm×2コーン型 ・ ツィーター:2.5cm バランスドーム型 ・ パッシブラジエーター:8cm×2【本体サイズ/重さ】 幅340×高さ173×奥行き189mm/3.4kg●SC-HC5【アンプ部】 実用最大出力:総合20W×2【チューナー部】 FMチューナー:受信周波数帯域:76〜90MHz(100kHzステップ) AMチューナー:受信周波数帯域:522〜1,629MHz(9kHzステップ)【CDプレーヤー部】 再生可能ディスク:CD/CD-R/-RW 再生可能フォーマット CD-DA/WMA/MP3【HDD部】録音フォーマット:AAC/LINEAR PCM/MP3/WMA録音時間:AAC(LPモード)で約2,460時間/LINEAR PCMで約104時間【SD部】 SDオーディオ再生:AAC/MP3/WMA SDオーディオ録音:AAC/MP3/WMA【スピーカー部】 3ウェイスピーカーシステム パッシブラジエーター型・ ウーハー:5cm×2コーン型 ・ ツィーター:2.5cm バランスドーム型 ・ パッシブラジエーター:8cm×1【本体サイズ/重さ】 幅340×高さ195×奥行き140mm/3.5kg