携帯電話のストラップになる重さ30gで大きさはペパーミント菓子「フリスク」のケースとほぼ同等のPHS」。「WIRELESS JAPAN 2008」のエイビットブースでは、超小型のPHS「ストラップフォン」を展示している。製品化の時期は未定だ。 エイビットは、ウィルコムの通信モジュール「W-SIM」やPHSのLSIなどを手がける事業者。100万個以上のLSIを出荷した実績があり、ストラップフォンはこのノウハウをもとに小型化を実現した端末だ。 ストラップフォンは、ディスプレイに有機ELを採用し、通話のほか、ライトメールの送受信、Bluetoothなどの機能を搭載する。パケット通信は最大204kbpsで、USB端子によりPCなどと接続することでモデムの代わりにもなる。 小型化により犠牲になるのが、キーピッチが狭くなり操作性が落ちることだ。実際に触れてみると、電話番号の入力やメールの返信程度は難なくできそうだ。しかし、長い文章には向かないかもしれない。 ちなみに、ストラップフォンとは、携帯電話のストラップ代わりになるくらい小さい電話という意味が込められている。PHSのサービスを提供するウィルコムは、加入者同士なら終日通話料金が無料になる「ウィルコム定額プラン」を提供している。そのため、9(nine)+やHONEY BEEなど通話に特化した端末のラインナップが増えている。ストラップフォンもそのような流れで開発を進めている端末だ。
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