ウィルコムは17日、延期されていた新型端末WILLCOM D4の発売日を7月11日にすると発表した。 WILLCOM D4はインテルAtomプロセッサー搭載のスマートフォンでWindows Vistaが搭載される。W-ZERO3の上位機種としてユーザーの期待も高いWILLCOM D4だが、4月14日に6月中旬発売予定としていた。その後、5月23日に通信体制を確実にするためという理由で7月中旬まで延期すると発表していた。発売に先立って7月4日からオンライン、取扱店などで予約を受け付けるという。また、店頭ではデモ用実機を操作・体験することができる。 端末価格は以下の表をみてほしい。 端末の本体価格は128,600円だがW-VALUE SELECTを申し込んだ場合、一括購入でも分割購入でも、月々の割引が適用され最終的な負担は90,200円となる。なお、W-VALUE SELECTで分割購入を選んだ場合で「新つなぎ放題コース」ならば月額5,980円でD4端末を購入することができる。 発売日は、さきごろソフトバンクが発表したiPhoneと同日になるわけだが、それを意識しての発売日設定のようにも思える。ウィルコム広報では、発売日の一致は結果であり特別それを意識したり対抗するという意図はないといる。確かに、一部報道ではiPhoneの価格は3万円前後といわれているように、価格帯も異なる。ウィルコムによればD4は、そもそもスマートフォンというよりPCに近い機能や拡張性を持っている製品なので、ターゲットやユーザー層が異なり価格差は障害にならない、と強気だ。 iPhoneの洗練されたインターフェイスは魅力だが、日本市場において高性能なiPodという使われ方以外にあまり発展しないのではないかという予測もあるように、モバイルPCとしてD4を見た場合、今後の展開は次世代PHS対応などより高速な通信環境などの差別化によるものと思われる。両者は違うネットワークプラットフォームを前提にした製品ということだろう。
処理性能、AI機能も進化!「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro XL」 2024年8月23日 Google Pixel 9とPixel 9 Pro XLが登場。AI機能や処理性能が向…