日本電気は26日、高さ2mのキャビネットに最大512のCPUコアを実装できる新サーバ「ECO CENTER」を発表した。価格は最大構成時(512コア/64サーバ)が3,990万円より、国内データセンタ6KW構成時(192コア/24サーバ)が1,350万円より。6月末より出荷が開始される。 ECO CENTERは、省電力部品の採用や一般的なサーバ用電源よりも20%省電力な高効率電源、電源・冷却実装の最適化などにより、従来機種「Express5800/i120Rg-1」と比較して最大55%の省電力、50%の省スペース、58%の軽量化を実現したもの。また、ヴイエムウェアの仮想化基盤「VMware ESX 3.5」と同社の統合プラットフォーム管理ソフトウェア「SigmaSystemCenter」を組み合わせることで、ハードウェアの負荷に応じて業務(アプリケーションサーバ)を最適配置することで消費電力を抑えている。 OSとして、Windows Server 2008/2003、Red Hat Enterprise Linuxをサポートするほか、シトリックス・システムズの「Citrix XenServer Enterprise Edition」、Windows Server(R) 2008に搭載されている「Hyper-V」などもサポートされる予定だ。 なお、北米、欧州、アジアなどの海外では2008年度上期中に販売が開始される。