POS連動決済ソリューションについては、日本HPの提供するサーバミドルウェア製品「HP IC-Chip Access Server for FeliCa」と菱洋エレクトロの提供する.NETアーキテクチャによるネットワークPOSアプリケーション「R/POS」をシームレスに連動させるものとなる。「HP IC-Chip Access Server for FeliCa」はネットワークを経由したFeliCa ICチップへのアクセス、認証された機器間での安全な鍵情報の交換をするためのサーバミドルウェア製品。「R/POS」はオープンな標準であるOLE for Retail POS、OPOS for .NET(OpenPOS技術評議会)に準拠した.NETアーキテクチャによるネットワーク型POSアプリケーションだ。
両社は、「R/POS」と「HP IC-Chip Access Server for FeliCa」とをシームレスに連動させることによって、アプリケーション、データの一括管理・運用が可能になり、メンテナンス、フィールドサポートのコストダウンを実現できるので、中小中堅小売事業者が電子マネーに対応する機会が拡大するとしている。このソリューションにより、本格的なPOSシステムの導入が難しかった中小中堅規模のチェーンストア、スーパー、ショッピングセンター、小売店、地域の活性化を狙う商店街などでも、比較的容易に電子マネー対応POSやFeliCa対応サービスの導入が可能だ。
インターフェイスは共同で開発、インテグレーションを行う予定で、開発結果は11月下旬より日本HP本社 市ヶ谷事業所内のデモンストレーション施設にて公開される。また「第15回名古屋モーターショー」(11月22日〜25日)と同時に開催される「ITSワールドin Aichi(アイティーエス ワールド in あいち)」にて協業ソリューションの展示を行う予定。
《冨岡晶》