富士フイルムは、デジタルカメラの生産を中国・蘇州市の工場に全面移管するなど、デジタルカメラ生産体制の大幅な見直しを実施すると発表。事業の選択と集中を加速させ、製品の競争力を高める。 今回の中国へのデジタルカメラ生産の全面移管にともない、宮城県黒川郡で生産を担ってきた関連会社の富士フイルムフォトジェニックを2008年8月に解散させる。代わりに、デジタルカメラの開発やアフターサービスなどを行う新会社の富士フイルムデジタルテクノを設置する。 中国工場で生産効率を高め、宮城県黒川郡にできる新会社で開発部門などを集約することで、デジタルカメラ事業の全体的な底上げと、製品ラインアップの強化を図る。