富士フイルムのブースでは、広いスペースにデジタルカメラコーナーやプリントコーナー、写真店向けのビジネスコーナーなどを展開する。広報担当者によると、最も力を注いでいる製品は1月に発売されたデジタル一眼レフカメラの「FinePix S5 Pro」であるという。 FinePix S5 Proはフィルム質感をシミュレートする機能「フィルムシミュレーションモード」を搭載し、最大400%までのダイナミックレンジ調整が可能となっている。広報担当者は「人物や物の撮影を目的とする人が、プリントの仕上がりを見て満足してくれるデジカメを作りたいと思っています。それに最も適したモデルがFinePix S5 Proです」と語った。実機のテストが行えるコーナーでも人気で、熱心に説明を受けているカメラファンもいた。 また、最大10人までの顔を同時に検出できる「顔キレイナビ」を搭載したコンパクトデジタルカメラ「FinePix F40fd」も今回の注目製品。蛯原友里のパネルと一緒に来場者を撮影し、顔キレイナビの性能を解説するイベントには、同機能に興味をもつ女性来場者が集まっていた。 そのほか、プリントのサンプルやフィルムの展示なども、多くの人の注目を集めていた。