![]() ΣBook本体(クリックで拡大) |
主なスペックから見ていこう。デザインはまさに「本」をイメージしたもので、外寸はA5サイズの本とほぼ同じ(W154.5mm×H205mm×D25.4mm)。重量は乾電池・SDカードをセットした状態で560グラム強で、同じような厚さの本と同程度となっている。
電子書籍はSDメモリカードに書き込んでセットする。本体を開くと、表示パネルとして1024x768の7.2インチ液晶が2枚搭載され「見開き」を再現している。液晶をつかったデバイスということで気になるのが電池のもちだが、単3電池2本で1万ページを読めるということで、1日100ページ読んでも3ヶ月は電池の心配をしなくていい。このため電源スイッチというものがなく、読書を中断する際は単に本体を閉じるだけだ。
この長寿命を可能としたのがΣBookに採用されている「記憶型液晶」だ。電源を供給しなくても表示が残る(電池を抜いても表示が消えない)というもので、ボタン操作のときだけ電池が使われる仕組みになっている。
ちなみにΣBookは、SDカードに保存されている電子書籍を表示する機能に特化したデバイスで、アドレス帳やスケジューラといったPIM的な機能は搭載していない。高機能化すると高速なCPUが必要になって電池がもたなくなるので、妥当な割り切りであろう。【後編】へ
![]() | 本体を開くと左右にパネルが配置されている。見開きも表示可能(クリックで拡大) |
![]() | SDカードスロットは左上に1スロット装備(クリックで拡大) |
![]() | 操作系は本体下側のボタンにまとめられている。書棚(本選択)や読書中などで機能が異なるが、押せば機能名が液晶に出る(クリックで拡大) |
![]() | 乾電池はヒンジ部分に2本セットする。充電池も利用可能(クリックで拡大) |
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