大阪府/大阪市/兵庫県 補助事業:「空飛ぶクルマ」の運航管理支援を目指した実証実験の共同実施のご報告 - PR TIMES|RBB TODAY
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大阪府/大阪市/兵庫県 補助事業:「空飛ぶクルマ」の運航管理支援を目指した実証実験の共同実施のご報告

Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹、以下 テラドローン)は、大阪府が「令和6年度 空飛ぶクルマ都市型ビジネス創造都市推進事業補助金」、大阪市が「令和6年度空飛ぶクルマ社会実装促進事業補助金」、兵庫県が「令和6年度 空飛ぶクルマ実装促進事業」として公募する事業に、三井物産株式会社、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、朝日航洋株式会社、小川航空株式会社、株式会社JR西日本イノベーションズ、株式会社ウェザーニューズ、Qsol株式会社(以下 当コンソシアム)と共同で「エアモビリティ統合運航管理プラットフォーム事業」を提案し、2024年7月に事業採択されました。このたび、本事業の実証実験(以下 本実証)を共同で実施いたしましたので、お知らせいたします。

テラドローンは令和3年度、令和4年度、令和5年度に続き4年連続で本プロジェクトに参加しています。当コンソシアムは毎年実証範囲を拡大しており、今年度はブラジルの大手航空機メーカーEMBRAER(エンブラエル)からスピンオフし「空飛ぶクルマ」の開発を手掛けるEve Air Mobility(NYSE: EVEX & EVEXW;以下 Eve)、交通まちづくりや人流解析に実績を持つ中央復建コンサルタンツ株式会社も協力事業者として参画しました。

本実証では、空飛ぶクルマの性能や社会需要を加味した関西都市圏における空飛ぶクルマの運航拠点・運航ルート候補の事前調査を実施、その結果を踏まえて空飛ぶクルマが高密度に運航されている環境をシミュレーションし、ヘリコプターの実機も活用しながら運航オペレーションにおける運航管理システムの課題や結果について検証しました。


図1:実証実験の様子

実施概要
日時:2025年1月22日(水)および2月7日(金)
場所:大阪ヘリポート(実証会場提供:小川航空株式会社)
内容:空飛ぶクルマの高密度運航環境下における運航管理システム(「エアモビリティ統合運航管理プラットフォーム」)の有用性の検証、および高密度運航オペレーションの実証


図2:実証時のシステム構成図(※1)

※1 VP=Vertiport:航空法上の「空港等」にあたり、種類としては、「ヘリポート」のうち空飛ぶクルマ専用のものをいう
テラドローンの役割
テラドローンは本実証において、空飛ぶクルマが高密度に運航されている環境をシミュレーションする役割を担いました。
シミュレーションにおいては、テラドローンが開発を担うドローン向け運航管理システム「Terra UTM(※2)」のプラットフォームを応用し、事前調査に基づいて選定された運航ルート候補を移動する空飛ぶクルマのシミュレーションデータを作成したほか、空飛ぶクルマを模したヘリコプター実機の位置情報を「D-NET(※3)」を経由して取得し、それらの位置情報を「Terra UTM」上に表示することで空飛ぶクルマが運航される社会を表現しました。


図3:事前調査に基づいて選定された実証運航ルート候補(引用元:Google社「Google マップ」データを用いて「Google My Maps」にて作成)



図4:Terra UTMを活用した空飛ぶクルマの運航表現およびヘリコプター動態情報の表示


※2 Terra UTM:離陸前の飛行計画や飛行時の位置情報を基に、ドローンの運航を管理するシステム
※3 D-NET:JAXAが研究開発してきた災害時における有人機-地上間の情報共有を主体とした運航管理システム。現在は、ドローンや空飛ぶクルマなど次世代航空機があらゆるシーンで運用できるシステムへの拡張を進めている
  URL:https://www.aero.jaxa.jp/research/star/dnet3/
今後の展望
本実証ではドローン向け運航管理システムを応用し、高密度運航環境下で空飛ぶクルマの運航オペレーションを支援するシステムの有用性を検証いたしました。今後は本実証で得られた知見を活かし、空飛ぶクルマやドローンなど次世代エアモビリティの安全な運航を実現するため、国内の次世代エアモビリティ前提社会を先導する取り組みを推進してまいります。
Terra Drone株式会社
Terra Drone株式会社(テラドローン)は、「Unlock “X” Dimensions(異なる次元を融合し、豊かな未来を創造する)」というミッションを掲げ、ドローンの開発及びソリューションを提供しています。また安全かつ効率的なドローンの運航を支援するための運航管理システム(UTM)の開発・提供や、国外を対象にした空飛ぶクルマ向け運航管理システムの開発にも注力し、幅広い産業に貢献しています。

テラドローンは、測量、点検、農業、運航管理の分野で累計3000件以上の実績を誇っています。また、当社グループを通じて提供されるUTMは、世界10カ国での導入実績があります。こうした成果により、Drone Industry Insightsが発表する『ドローンサービス企業 世界ランキング』で、産業用ドローンサービス企業として2020年以降連続でトップ2にランクインし、2024年は世界1位を獲得しました。

テラドローンは、ドローンや空飛ぶクルマの普及を見据え、低い空域の安全かつ効率的な移動を支える“低空域経済圏のグローバルプラットフォーマー”として社会課題の解決を目指します。
詳しくは http://www.terra-drone.net
本件に関する問い合わせ
Terra Drone株式会社
メール: pr@terra-drone.co.jp
HP : http://www.terra-drone.net

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