アイドルグループ・わーすた(廣川奈々聖・松田美里・小玉梨々華・三品瑠香)が3月29日、東京・LINE CUBE SHIBUYAにて結成10周年アニバーサリーライブ『わーすた 10th Anniversary LIVE「The World Standard~10周年も愛されちゃいます!~」』を開催。開演前に取材陣の囲み取材に応じ、10周年を迎えた心境を語った。
同ライブでは、わーすたの10周年を振り返るように、新旧織り交ぜたセットリストを展開。2020年3月に行った5周年記念ライブも同会場で開催予定だったが、コロナの影響で無観客ライブとなり、メンバーは悔しい思いをしたという。そのためメンバーとファンにとって、結成10周年アニバーサリーライブは5年越しのリベンジライブの意味も込められている。


10周年を迎えた率直な感想を尋ねられると、松田は「結成日の“3月29日”はずっと大切にしてきた日です。今回、10周年という節目を迎えられたのは奇跡だと思います。すごく幸せな気持ちでいっぱいです」と笑顔で語った。三品は「10周年の実感があまりない」と正直な気持ちを打ち明けつつ、「今日、たくさんの方にお祝いされて、改めて10年やってきたんだなと感じました。長いようであっという間でした。たくさんの感謝を伝えたい気持ちでいっぱいです」と応援してくれる方への感謝の思いを語った。

10年前から、衣装もコンセプトも変わらず活動を続けてきたわーすた。廣川は、メンバーの人数が減ってしまうことはあったものの、初期メンバーが変わらず今日まで活動を続けられてきたことが「特別なこと」だと感じているという。続けて小玉も「10年前からずっと“可愛い”をずっと貫いてこられたのが私たちの誇りです」とコメント。記者から、アイドル界で“可愛い”がトレンドになっていることに触れられると、小玉は「時代が追いついてきました」と笑顔を見せた。

また、10年間活動してきた中で「特に大切にしている曲」を聞かれると、松田は『詠み人知らずの青春歌』、三品は『グレープフルーツムーン』、廣川は『KIRA KIRA ホログラム』、小玉は『ちいさな ちいさな』を挙げた。
メンバーそれぞれに対して「個人的な今後の夢」を尋ねられると、松田は「すごく個人的なんですけど...」と前置きしつつ、「広島出身なので、地元のお仕事にももっと携わりたいです。高校生の頃にマツダスタジアムで国歌斉唱をさせていただいたこともあり、人生を振り返った時にきっと忘れない経験になったと思って。地元の愛を感じつつ、私の地元への愛が溢れるような仕事がしたいです」と熱を込めて語った。一方で小玉は「わーすたの曲に『ゆうめいに、にゃりたい。』という曲があって、“銅像立てて欲しいにゃん”という歌詞があるんです。都内のどこかに本当に銅像を建てたいと密かに思ってます。サイズは問いません」と声を弾ませながら語った。

最後に廣川がライブへの意気込みを尋ねられると「この時代に10年もアイドルとして続けてこられて、しかも今もみんなに“わーすたが好き”と思ってもらえることが本当に幸せです。“わーすたはライブだ!”と自信をもって行ってきたし、本当に大きい会場が似合うグループだと思っています。今日も自信をもってめちゃくちゃいいライブをお届けしたいなと思っています」と笑顔で締めくくった。


