日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)の最終回が、12月22日に放送。キャスト陣がクランクアップを迎える様子が公開された。
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同ドラマは、1955年から石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台に、70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語を描いた作品だ。オールアップは、ドラマの象徴ともいえる端島銀座のセットで迎えることに。斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、中嶋朋子、國村隼、土屋太鳳、沢村一樹らがそれぞれ笑顔で撮影を終える一方、感極まるキャストも現れた。
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主要キャストが続々クランクアップするなか、最後に残った主演の神木は、一足先に撮影を終えた宮本信子が見守るなかクランクアップを迎えた。スタッフからの「鉄平・玲央役神木隆之介さん、クランクアップです!」の声にガッツポーズで応え、塚原あゆ子監督から花束を受けとると、約5か月間にわたる撮影を振り返った。
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そして最後は宮本による一本締めによって、キャスト・スタッフが万感の思いに浸りながら撮影を締めくくった。
クランクアップにあたり、一人二役を演じきった主演の神木隆之介は、「日曜劇場の主演のお話をいただいた時、プレッシャーが大きくて、人生経験がもっとないと背負えないのではと思っていたのですが、スタッフさんの顔を見てこの方々についていけば大丈夫と心に決めて参加させていただきました。一人二役ということで大変なこともいっぱいありましたが、現場が本当に楽しくて、毎日勉強させてもらって、今まで自分が感じたことのない芝居をしている感覚があり、役を生き抜くことができたと思います。見てくださった方々の記憶に、そして歴史に残る名作だと思っています。ありがとうございました」とコメント。
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また、斎藤工は「作品のクオリティ以上に、現場が素晴らしく、厳しさもありながらずっと思いやりがあって撮影が本当に大好きでした。今日もエキストラさんが自主的に炊き出しをしてくれたり、画面に映らない部分のぬくもりや思いやりが充満していて、そのエネルギーが視聴者さんに届いているんじゃないかと思います。素晴らしい人たちに出会えて、同じ方向に向かえたことを誇りに思っております」と撮影を振り返り、杉咲花は「朝子の人生を噛み締めながら撮影を終えることができました。本当に素晴らしい人間讃歌の物語に参加させていただき光栄でした。自分の想像を超えるくらいスタッフの皆さんは大変だったと思いますが、心と体力を尽くして現場を作ってくれる姿がとても素敵でした。ありがとうございました!」と語った。