合格し、初の女性弁護士となった寅子(伊藤沙莉)。大学で盛大な祝賀会が開かれた際、記者から「日本で一番優秀なご婦人方だ」と称えられる。だがこれに寅子は異論を唱え、「高等試験に合格しただけで自分が女性の中で一番なんて口が裂けても言えません」と反論。
さらに「今、合格してからずっとモヤモヤとしていたものの答えが分かりました。私たちすごく怒っているんです」と切り出し、女性が弁護士にはなれても裁判官や検事にはなれないことに怒りをぶつける。
そして、「生い立ちや信念や格好で切り捨てられたりしない、 男か女かでふるいにかけられない社会になることを私は心から願います。いや、みんなでしませんか?しましょうよ!」と呼び掛ける。会場は白けたものの、帝都新聞の竹中(高橋努)だけが寅子の演説を記事にしていた。
今週のサブタイトルは「女の一念、岩をも通す?」。これまで寅子にあまり好意的ではなかった竹中の心を最後に動かしたようだ。