スズ子(趣里)は小夜(富田望生)に、タナケンの舞台稽古で苦戦していることを打ち明ける。すると小夜から「どこで何してだって、スズ子さんはスズ子さんだ。堂々としててください」と励まされる。
その言葉に勇気をもらったスズ子は、ある稽古で、自身の役柄を、しおらしい東京弁の新人女優から、大阪弁丸出しの遠慮のないキャラクターに勝手に変更。すると何とタナケンは「面白いね」と思いもかけない言葉を告げ、「もう一度やってみて。僕も何かできそうだから」と、芝居心をくすぐられたよう。
さらに稽古終わり、周囲から人物設定を変えたことを責められる中、タナケンは「面白ければいい」「お客様に、当たり前の物を見せてもつまらない」と持論を展開する。これにスズ子は、本番も自分の心のままにいきたいと願い出ると、タナケンは優しい笑顔で「僕を誰だと思ってるんだい?喜劇王・タナケンだよ」と答える。そして「何をやっても、僕が全部受けてあげるよ」という嬉しい言葉まで飛び出した。ようやく2人の心が通じ合ったようだった。
これまでタナケンのキャラクターが今一つつかめなかったが、喜劇王としてのプライド、そして度量の大きさが如実に垣間見られた今回。ネットでは「今日はスカーッ!としました。今までのモヤモヤが消えて…」「きょうのタナケンはかっこよかった」「これからが楽しみ」「やっと笑ってくれた」といった声が寄せられている。
明日19日放送の第76話。いよいよ舞台の幕が上がり、スズ子(趣里)は宣言通り、大阪弁で芝居に挑む。そして羽鳥善一(草彅剛)の新曲「コペカチータ」も見事に歌い上げた。舞台は大好評で、タナケン・スズ子のコンビは話題となる。
タナケンさんとスズちゃん、ようやく心が通じ合ったようでしたね。いい舞台になりそうな予感…!
— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) January 17, 2024
「僕を誰だと思ってるんだい?」に思わず「格好いい…」と言葉が漏れていた趣里さんでした😊おふたりのオフショットをどうぞ!#趣里 #生瀬勝久#ブギウギ pic.twitter.com/owj0IYzulZ